出産予定日が近づいてくると、陣痛や出産に対する不安なことばかりが頭の中を巡ってしまいますよね。初めての出産は1人じゃ不安だから、パパに立ち会ってもらうことを予定している人も多いはず。ただ、気をつけておきたいのは、命の誕生を目の当たりにするというのは、とても神秘的で感動的ですが、その反面で驚きとショックを感じてしまうケースも少なくないということ。立ち会い出産でのエピソードをいくつか紹介していきましょう。■エピソード1 立ち会いが台無しになった編立ち会い出産を予定していたけれど、いざ陣痛が来て出産というときになると、パパがあまりの状況に圧倒されてしまい、結局立ち会えなかったというケースも珍しくないようです。いつもとはまったく違うママの様子にオドオドしてしまったり、出血しているところを見て、パパの具合が悪くなって倒れてしまったりすることもあるのだとか。実際、私がお世話になった助産師さんも「男性の方が血に対する免疫がないから、そういう状況に弱いの。新人の男性看護師でも、現場で嘔吐したり貧血を起こしたりすることがあるくらい」と言います。せっかくの立ち会い出産が台無しにならないように、パパには事前にどういう状況が予想されるかを伝えておいたほうが良さそうですね。■エピソード2 感動の涙編痛みやつらさを乗り越え、やっとの思いで誕生した我が子を見て涙するパパも少なくありません。新しい命が生まれることがどれだけ大変なのかを実感し、我が子を抱っこしたときに命の尊さ、愛おしさを感じ、どんどん感情があふれてしまうようです。手を握って励まし続けてくれたパパにも、感謝の気持ちを伝えてあげましょう。■エピソード3 的外れな言動編陣痛、出産の痛みは、女性でないとわからないもの。「鼻からスイカ」「ハンマーで打ち砕かれるよう」など、いろいろなたとえがありますが、実際にそれを経験してみないとわからないですよね。女性なら、「このあたりが痛いはず」「こうしてあげれば楽になる」などと機転を利かせて対応できますが、まったく未知の世界である男性にとっては何をどうすればいいのか、何をしてあげればいいのかがわからないようです。そのため、まったくの検討ハズレな言動をとってしまうことも…。痛みに耐え続けているママからしたら、その言動一つひとつがイライラの原因になってしまって「もう! あっちに行ってて!」なんてことになってしまうケースもあるでしょう。腰を押して痛みをやわららげようとしても、ずれた場所を押さえていたり、「頑張れよ」という声かけが逆にかんに障ったり…。いざ立ち会い出産となった際に、どんな状況でも対応できるように、いろいろな情報を集めておきましょう。また、パパには水分補給のサポートや、汗を拭いてほしいなど、具体的なお願いをしておくのもポイント。そのためにも、出産までにパパと話し合う時間を設けておきましょう。
2015年06月07日子どもを小学校に入れて感じたことがあります。それは、クラスに何人かは、0~1歳くらいの妹や弟を連れてくるママがいる、ということ。思っていた以上に、年齢差のあるきょうだいがいる家庭はあるようです。 前回 、3歳差のきょうだいのメリット・デメリットを紹介しましたが、今回は4歳以上差のきょうだいを持つママに話を聞いてみました。■4歳差のお子さんを持つママが見た、メリット・デメリット【10歳と6歳/男の子2人の場合】振り返ってみると、全体的に良かったことのほうが多いと感じています。まずは出産。下の子の妊娠中、つわりがつらい、お腹が大きくなって体がきつい時期に、上の子が幼稚園に行っているので、昼間ゆっくりできました。弟の誕生をしっかりとお兄ちゃんに経験させてあげることができたのも良かったと思います。上の子の幼稚園入園や小学校入学という、何かと大変で心配な時期には、下の子をおんぶしながら、スケジュールを合わせることができましたし、反対に下の子が幼稚園入園時は、上の子は1人で習い事や遊びに行ける年齢なので、今度は下の子にしっかりと目を向けてあげることができました。上の子が小学校、下の子が幼稚園だった時には、長期休みに入るタイミングが少しずつずれていたので、子どもたちがそれぞれ、ママを独占する時間を持たせてあげることができたのも良かった点だといえます。デメリットとしては、下の子が上の子の友達と遊ぶことが多いので、つい口が達者になったり、悪いことを早めに覚えてしまったりということでしょうか(笑)。■5歳差のお子さんを持つママが見た、メリット・デメリット【8歳と3歳/上:男の子、下:女の子の場合】保育園のお友だちに次々に赤ちゃんが生まれた時期があり、その時に上の子も「(きょうだいが)欲しい、欲しい」と言っていました。「赤ちゃんは買えるの?」なんて聞いてきたこともあります。ですから、下の子を妊娠した時は大喜び。男の子ですが、お腹にいる赤ちゃんの絵を描いたり、話しかけたりをよくしてくれました。下の子が生まれてからは、度々自分の作ったレゴを壊されて文句を言うこともありましたが、男の子のわりによく妹の面倒をみてくれています。今では、妹のほうがお兄ちゃんと自分は対等と思っているようで、かなり強くなってしまいました。デメリットとしては、保育園生活が長い!ということですかね。上の子と下の子を合計すると、10年間保育園に送り迎えしていることになります。これからの小学校生活も、また長くなりますね。■7歳差のお子さんを持つママが見た、メリット・デメリット【8歳と1歳/女の子2人の場合】長女の卒園時期に次女が生まれました。ずっときょうだいが欲しかった長女はうれしくて、うれしくて、待ちに待った妹の誕生だったようです。とてもよくお世話をしてくれ、面倒を見てくれています。私としては、次女の出産時は、長女を産んでから7年近く経っているということで、育児グッズや方法がだいぶ変わっており、戸惑いはありました。長女の時の経験を活かす、というより、またいちから子育てを学ぶという大変さも多少ありました。そんな時、長女が学校で書いた作文が区で入賞しました。タイトルは「妹」。そこには、ずっとひとりだった自分に妹が生まれたうれしさ、はじめて妹に会った時の喜び、いつもひとりで遊んでいて寂しかったけど、今はそばに妹がいるだけで寂しくないこと、学校帰りに小さい子を見ると、早く帰って妹に会いたくなるなどが書いてありました。長女がどれだけ次女を大切に思ってくれているかがわかり、7歳差でもきょうだいをつくってあげることができて本当によかった、と思いました。今回、お話を聞き、年齢差のあるきょうだいでも、デメリットよりもメリットのほうを多く感じました。年齢が離れている分、上の子も下の子にも、それぞれ十分に愛情と目をかけられる点はよいかもしれませんね。
2015年05月27日初めてのお産で気になること【お産が近づくサイン】 の続きです。無事出産を迎えた後、赤ちゃんが生まれてから数日間は、産院で過ごすことになります。入院期間は産院によって異なりますが、通常の経膣分娩の場合、出産から1週間ほどで退院するのが一般的。ただし、初産婦、経産婦によって日数が違ったり、帝王切開の場合だと10日~2週間ほどの入院が必要だったりもします。今回は、そんな出産後の入院生活で行うことを、初めて出産を迎える妊婦さんに向けて紹介していきましょう。■出産当日は安静に出産は、ママの体力を想像以上に消耗します。そのため、出産当日はなるべく安静を心がけておきましょう。産後は体がふらふらしていて危ないので、自分の判断で勝手に行動するのはNGです。出産当日は、トイレに行きたくなった時も看護師を呼んでから行く、という方針を取っている産院が多いのも、そうした出産直後のママの体のダメージを考えてのこと。なお、トイレに行く時には、必ず産褥パッド(お産パット)の交換を忘れずに。替え忘れて、後でもう一度トイレに…とならないよう、なるべく最小限の行動にするのが、出産直後の過ごし方です。■入院中に赤ちゃんのお世話を学ぶ経膣分娩(普通分娩)の場合、入院1日目(出産の翌日)からは、赤ちゃんのお世話をいろいろと学んでいきます。授乳の仕方をはじめ、赤ちゃんの沐浴の仕方、抱き方、オムツの替え方などを学ぶうちに「ママになったなあ」ということを実感していくでしょう。産院によっては、母乳の出をよくするマッサージをしてくれたり、乳房マッサージの方法を指導してくれたりするところもあります。■シャワーはいつからOK? 入院中は、もちろん入浴(シャワー)もOKです。ただし、いつから解禁するかは、産院の方針によって異なります。出産翌日からシャワーOKとなっている産院もあれば、2日は経過してからが望ましいという方針の産院もあります。ただし、お湯に浸かっての入浴はもう少し待って。傷の状態などにもよるので、一概には言えませんが、基本的には退院後、出産から2週間~1ヵ月ほどで入浴のOKをもらえるはずです。気になる人は医師や助産師に、シャワーやお風呂はいつから良いかを確認しておきましょう。■入院中は、体を休めながらママの役割を果たしていく入院中は体をゆっくり休めて、体調を少しでも回復する大切な時期。とはいえ、入院中はダラダラ過ごしていいというわけではありません。ママになったことを実感しながら赤ちゃんのお世話をしたり、退院後に困らないようにと栄養指導や調乳指導などを受けたりして、徐々にママの役割を果たしていくのが、入院中のおもな目的です。退院後に慌てないよう、わからないことがあれば医師や看護師、助産師に遠慮なく質問しておきましょう。また、入院中は同じ時期に出産したママたちと知り合うことができるので、初めてのママ友づくりに最適な環境でもあります。同室のママと仲良くなり、その後もママ友付き合いが続いているという人は、意外と多いものです。同じ時期にママになった同士、きっと良き相談相手になるはずですよ! 産後の入院生活を有意義に過ごし、退院後の生活に備えておきましょう。
2015年04月10日初めての妊娠では不安なこと、心配なことがたくさんあるでしょう。特に出産予定日が近づいてくると、お産に対する不安が日に日に増してくるはず。痛みはどれくらいなのか、お産はどういうタイミングで始まるのか、一層不安が募るばかりではないでしょうか。そこで今回は、これから初めての出産を迎えるママに向け、お産が近づいたことを知らせる、ママの体の変化やサインについてまとめてみました。■お産が近づくサインや自覚症状は人それぞれ一般的に、「おしるし」「陣痛」「破水」の3つがあれば、お産が始まる兆候だといわれています。しかし、それより前に「そろそろ産まれますよ~」と、お産が近づきつつあることを知らせるサインがいくつかあります。今回紹介するのは、そうしたサインについてです。ただし、体質や性格がそれぞれ違うように、お産が近づくサインも人それぞれです。その中でも、比較的主要なサインは以下の6つです。■もうすぐお産がくるサイン(1)お腹が張る赤ちゃんが外の世界に産まれ出ようとすると、だんだん下へ下へと赤ちゃんは下がっていきます。赤ちゃんが降りてくることでママのお腹は張りやすくなり、息苦しさを感じたり呼吸が荒くなったりすることがあります。■もうすぐお産がくるサイン(2)胃が楽になる出産が近づき、赤ちゃんが降りると、今まで子宮により圧迫されていた胃の不快感がなくなり、楽になります。それにより食欲が増加することもあるので、これまでと比べて食欲が増していると感じたなら、いつお産になっても良い準備をしておきましょう。■もうすぐお産がくるサイン(3)おりものの量が増える妊娠中は通常よりもおりものの量が多くなりますが、お産が近づいてくると、より一層おりものの量が増加します。おりものには、赤ちゃんが産道から出やすくなるための円滑剤のような働きがあり、お産が近づくと特に水っぽいおりものが出やすくなります。■もうすぐお産がくるサイン(4)トイレの回数が増える赤ちゃんが大きくなっていることで、だんだんトイレに行く回数が増えてきます。時には、尿意はあるのにおしっこが出ないというケースもあるでしょう。これは、膀胱が子宮で圧迫されることによる症状。トイレの回数が最近特に増えた気がする、と感じるならば、出産が近いサインかもしれません。■もうすぐお産がくるサイン(5)腰や足の付け根が痛くなる赤ちゃんが大きくなり、下に下がってくることで、恥骨や足の付け根部分、腰などにも大きな負担がかかります。不規則だったり、慢性的だったり、痛みの症状や度合いはそれぞれ違うようですが、足の付け根に痛みを感じるようになったら、いつお産になってもよいように、準備を整えておきましょう。■もうすぐお産がくるサイン(6)赤ちゃんの胎動が少なくなる赤ちゃんは生まれるタイミングが近づくと、下に下がって頭を骨盤にぴったりとはめるため、動きがだいぶおとなしくなります。それまで活発だった胎動が、急に弱まったなと感じた時は、お産が近づいている証拠です。そのほか、お腹に不規則な痛みを感じるようになった(前駆陣痛)もお産が近い兆候です。中にはこれらの自覚症状がまったくないまま陣痛を迎える人もいるので、一概には言えませんが、「こういったサインがあるかもしれない」ということを念頭に置いておくと、いざという時、役に立つでしょう。正期産(妊娠37~41週)に入ったら、いつ始まってもいいのがお産です。今のうちに、陣痛が始まったときの心構えをメモして、壁や冷蔵庫などの目につくところに貼り付けて、常に目にしておくのもよいかもしれませんね。
2015年04月09日市販の妊娠検査薬で陽性反応が出たら、早めに産婦人科を受診しましょう。とはいえ、中には産婦人科に行ったことがない人もいるでしょう。産婦人科の診察、とりわけ内診を不安に感じる人も少なくないはず。そこで今回は、初めて産婦人科を受診しようとしているプレママに、ぜひ知っておいてもらいたいポイントをピックアップしてみました。■初めて妊娠検査で産婦人科を訪れる時のポイント(1)脱ぎやすい服装で妊娠の検査では、お腹に超音波をあてたり内診したりするので、脱ぎ着しやすい服装がよいです。特に、下半身の服をすべて脱いで内診台に上がる姿は、初めてだとかなり恥ずかしいかも…。スカートやチュニック丈のトップスのほうが、少しは恥ずかしさを軽減できるかもしれません。また、着脱に時間がかかるストッキングはなるべく避けて、できれば靴下で行くことをおすすめします。■初めて妊娠検査で産婦人科を訪れる時のポイント(2)なるべく薄化粧で妊娠すると体調に変化が起こりやすく、貧血気味になることもあります。医師は診察の際に顔色なども確認しているので、なるべく薄化粧で産婦人科に行くほうがよいでしょう。ガッツリメイクをしていると、不調に気づいてもらえないことがあるかもしれません。的確な処置をしてもらうためにも、普段よりも薄めメイクで出かけてくださいね。■初めて妊娠検査で産婦人科を訪れる時のポイント(3)基礎体温を付けていたならノートも持参これまで基礎体温を記録していた人は、それを記載したノートも持参しましょう。仮に最終月経があったのがいつだったかを覚えていなくても、看護師や医師に基礎体温のノートを見せることで、大体の時期がわかります。おおまかな出産予定日は最終月経の始まった日から計算します。基礎体温をつけていない場合は、いつごろ最後の生理があったのかを思い出してから診察するようにしましょう。■初めて妊娠検査で産婦人科を訪れる時のポイント(4)家を出る前にトイレに行かない市販の妊娠検査薬が尿で判断するように、産婦人科でも妊娠の有無は尿検査で判断します。妊娠超初期の場合、超音波ではまだ赤ちゃんの姿を確認できないこともあります。しかし、尿検査で妊娠を示すホルモンが検出されれば、妊娠が確認できるというわけです。そのため、いつものクセで家を出る前にトイレに行ってしまうと、受診前の尿検査でおしっこが出なくて困る!ということになるかも…。その後の妊婦検診でも、産婦人科に行く前は、トイレに行かずに出かけることを覚えておきましょう。前日には持ち物のチェックも行い、保険証やお金がきちんと入っているかも確認しておくこと。妊娠は自己負担額が大きいので、多めに用意しておきましょう。プレママの第1歩となる大切な受診! しっかりと診察してもらうためにも、これらのことを参考にしてくださいね。
2015年04月08日ここ数年の間に20代の出産率が低下し、30代の出産率が上昇。厚生労働省が発表した「H22年度 出生に関する統計の概況」を見ると、平成22年度調査では、出産時の年齢が35~39歳の女性は、1970年には5%弱でしたが、2009年には20%になっています。「晩産化」という言葉も当たり前に使われるようになり、同時に「高齢育児」も増加しています。高齢育児をしているママに実際の育児について聞いてみると、「体力がついていかない」「親の介護と育児が同時で疲れる」「兄弟をつくってあげたいけど…2人目を産んで育てられるか不安」「周りのママに比べて老けて見える」「年齢的に子どもの将来きちんとサポートできるか不安」など、ネガティブな意見も多く聞かれます。たしかに心配はごもっともですが、日々成長する子どもを前に、悩んでいる暇はありません。見方を変えれば、高齢のママでもポジティブな子育てができる面をたくさん持っていることを忘れないでください。■この年齢に達したママを選んだのはお子さんです! 「赤ちゃんはママを選んで生まれてきた」という話を聞いたことがあるでしょう。そうです! お子さんは、あなたを自分の意志でママとして選んで、生まれてきたのです。そう考えるとどうでしょう? 少し自信が湧きませんか? 高齢出産をしたママの中にはきっと、これまで仕事を頑張ってきたという人も少なくないでしょう。仕事で成功した経験や、やりたかったポジションに抜擢されたこともあるはず。でも、「赤ちゃんに選ばれた」というのは、どんな仕事で成功し、選ばれたことよりも嬉しいことだと思いませんか? 仕事の場合、あなたの代わりがいるかもしれませんが、子どもさんのママはあなたしかいません。これだけ誰かに必要とされたことはありますか? ■周囲に大手を振って頼れる、高齢育児高齢育児は、自分1人で何とかしようと思っても、体力的にも無理なことが多いです。まずは、夫やパートナーに頼りましょう。というよりも、頼らざるを得ないので、基本的に夫婦2人での育児が不可欠になります。その結果、自然と夫婦の絆が深まっていくことでしょう。また、若い夫婦より経済的な余裕があることが多いため、行政や地域、民間の育児や家事サポートサービスも利用しやすい状況にあるはず。体力を使う、など自分ができない部分は周囲に頼っていいのです。子育ては母親1人でやる時代はとっくに終わっていますし、子どもが多くの手の中で育てられることにはメリットも存在します。キャリアを重ねてきたママにとっては、周囲に頼ることがなかなか難しいかもしれませんが、大手を振って頼れるのは子どもが小さいうちだけ! やらなきゃ損です。■実は、子どもを伸び伸びと育てることのできる、気持ちの余裕がある私の周囲にも何人か高齢育児をしているママがいます。そのママたちに共通しているのが、「子どもをあまり怒らない」ということ。「怒ることってあるの?」と思うほど怒らないのです。「かわいくて怒れない」というのが本音のようですが、とはいえ、おさえるべきポイントはしっかりおさえて注意しています。そのため、どの子も伸び伸び育っている印象を受けます。自分の気持ちを親がきちんと受け止めてくれることが、周囲への寛容さを生み出しているのかもしれません。勉強面でも、友だちへの接し方についても、どこか間違ったところがあれば、周囲に言われてではなく、自分で気がつくことが多いようです。高齢出産を経ての高齢育児の場合、不安や疲れなどが先に立ってしまうことが多いものですが、ママ自身が気にしすぎていると、子どもにも影響が出る可能性があります。せっかくですから、ぜひポジティブに育児を楽しんでくださいね。
2015年03月11日妊娠が判明したら、ママになる準備開始! 子育てグッズを揃えたり、赤ちゃんの服を用意したりするのはもちろん、ママになるための知識や技術なども習得しておきましょう。先輩ママとの繋がりがあるなら、いろいろなことを教えてもらえますが、なかなか繋がりが持てないという人は、母親学級に参加してみるのがよいでしょう。初めての妊娠、出産で不安を感じている、同じ境遇のママと知り合うことができるので、初めてでも安心して参加することができますよ! 今回は、母親学級に関するお話をしていきましょう。■母親学級に参加するメリットは? 母親学級に参加することで、今のママの体の状態や出産のこと、育児のことなどを知ることができます。初めての妊娠、出産でも役立つ知識や技術を習得できるので、いざという時に役立てることができるでしょう。妊娠週数が同じくらいのママとの繋がりもできるので、情報交換の場になったり、ママ友の和を広げるきっかけになったりもします。誰でも気軽に参加できるというのも、母親学級の魅力です。■母親学級に参加費は必要? 母親学級の参加費用は、各自治体や病院、育児企業などによってさまざまですが、無料のところが多く、かかってもテキスト代程度で、費用の心配はほとんど必要ありません。参加したい母親学級の情報を集めたり、問い合わせたりした時に、参加費用の有無も事前に確認しておきましょう。■母親学級の授業内容は? 授業内容は、妊娠の週数や開催している企業によって異なります。医師や助産師が主催しているものだと、妊婦体操や分娩時の呼吸法などを教えてもらえるので、不安な時に思い出して、気持ちを楽にすることができるかもしれません。ほかにも、こんな内容の母親学級が開催されています。・母乳育児を行うための知識とケアの仕方・むくみや腰痛などを緩和するためのストレッチやエクササイズ・赤ちゃんが誕生してから必要になるものや沐浴指導・先輩ママとその赤ちゃんに参加してもらい、実際に赤ちゃんに触れ合ったり、ママにアドバイスをしてもらったりできる・妊娠中の食生活や歯磨きの指導■パパ参加型の両親学級もあるママだけが出産に向け、意識を向上させていても、子育ては成り立ちません。ママもパパも協力して育児に臨むことで、赤ちゃんにも十分な愛情を注ぐことができるでしょう。最近は「イクメン」という言葉が流行しているということもあり、パパも積極的に参加している傾向があります。ママがどれだけ大変なのかを実体験できる機会もあり、「パパから労わってもらえるようになった」という喜びの声を挙げているママもいますよ! 母親学級の内容は、産院や自治体によって異なる部分が多いので、まずは近くで開催している母親学級、両親学級についてリサーチしてみてくださいね!
2015年02月20日妊娠したら決めておきたいのが、里帰り出産をするかどうか。ギリギリになってしまうと、分娩の予約が取れないこともあります。出産をどこでするかについては、なるべく早めに決めておきたいところです。そこで今回は、里帰り出産をすることで実感できるメリットと、里帰り出産ならではの注意点についてお話ししていきます。■里帰り出産のメリット(1)リラックスしてお産に臨める里帰り出産の最大のメリットは、生まれ育った環境の中、リラックスして出産の準備ができるということ。お産に対する恐怖心や緊張を感じている人も、里帰りすることで気持ちが楽になるはずです。住みなれた環境で過ごすということは、ママにとって精神的にとても落ち着くことなので、お産もスムーズに進んでくれるかもしれません。■里帰り出産のメリット(2)実母のサポートが受けられる義母が助けてくれるとしても、実母からサポートを受けるのとは、やはり違うはず。どこか気を遣ってしまったり、カンに触るようなことをいわれて、ストレスを感じたりすることもあるでしょう。その反面、里帰り出産なら、実の親子という関係からある程度のわがままも言えますし、実母もそれを受け止めてくれます。あらゆるところでサポートしてくれるので、とてもありがたいと感じることができるでしょう。■里帰り出産のメリット(3)家事のことを気にしなくてもいいパパの食事や掃除、洗濯など、家にいるとママの用事はたくさんあり、出産間際~出産後まで家の心配をしないといけません。しかし、実家に帰ると、家事の心配は必要ないので、気持ちも体も落ち着かせることができます。産後の体調を早く整えるためにも、ゆったりできる里帰り出産のメリットは大きいでしょう。■里帰り出産で気をつけることは? しかし、里帰り出産もメリットだけではありません。検診をする産院から分娩する産院へ、情報の引き継ぎがしっかりできていないと、万が一の時に柔軟に対応してもらえなくなります。里帰り出産を成功させる最大のポイントは、安心できる産院を選ぶこと。これに尽きるでしょう。里帰り出産をする予定であれば、分娩予定の産院と事前に相談し、受け入れや連携の確認をしておくことが大切です。転院手続きなども必要なので、パパや家族、そして医師とよく相談をして、里帰り出産をするかどうかを早めに決めてください。
2015年02月09日乳腺炎とは、乳腺が炎症をおこすこと。妊娠中の人でも一度は聞いたことがあるでしょう。乳腺炎になるとおっぱいが腫れて痛い、熱が出てつらいといった症状が出て、授乳に支障をきたします。乳腺炎のことは、妊娠中から知っておいたほうが、いざという時の役に立ちます。今回はまず、乳腺炎の症状について紹介しましょう。乳腺炎には、進行の度合いによって3つの段階があり、それぞれ症状が異なります。■第1段階:急性鬱滞(うったい)性乳腺炎(急性停滞性乳腺炎)乳腺炎の初期段階です。赤ちゃんに飲んでもらえないまま、乳腺の小葉や乳管の中に残った母乳が、濃く、古くなることがきっかけで生じます。母乳育児をしているママなら、一度は経験するのではないでしょうか。おもな症状は・おっぱいの一部が熱を持つ、痛む、しこりができる・おっぱいの一部が赤くなる・母乳が黄味がかった色になる(まれに、かぼちゃやにんじんの食べ過ぎなどでβカロチンを過剰摂取すると、黄味がかった色になることもあります)・肩や背中が重くなり、赤ちゃんを抱っこする時に違和感が生じるなどです。出産後まもないママがなりやすいともいわれています。■第2段階:感染性乳腺炎鬱滞性乳腺炎を改善できないでいると、溜まったおっぱいに細菌が繁殖し、感染性乳腺炎になってしまうことがあります。感染性乳腺炎のおもな症状は・おっぱいが痛み、赤く腫れる・寒気がする、熱が出始める・赤ちゃんを抱っこしたり、歩いたりすると振動が胸に響いて痛む・母乳が少ししょっぱい味になるなど。栄養いっぱいで温かいおっぱいは、細菌にとって最高の住処。そのため、進行も早まります。おっぱいに痛みがあり、熱が出てきてしまったら、すぐに助産院か病院を受診したほうがよいでしょう。■第3段階:腫瘍性乳腺炎(化膿性乳腺炎)感染性乳腺炎を放っておくと、細菌がさらに繁殖して、乳房の中で膿(うみ)の塊を作ってしまいます。・皮膚が赤く腫れている・おっぱいに痛みと熱をもった固いしこりができている・39度以上の発熱がある以上のような症状が見られる時は、ただちに病院を受診してください。ここまでくると母乳マッサージだけでは対応しきれず、乳房の脇を切開して膿を出す外科手術が必要になります。乳腺炎にかかり始めたなと思ったら、まずはしっかりと赤ちゃんにおっぱいを飲んでもらいましょう。そうしないと、1日と経たないうちに鬱滞性乳腺炎に移行し、数日で感染性乳腺炎や腫瘍性乳腺炎に進行してしまいます。■乳腺炎にならないために、普段からできること乳腺炎は、体質によってかかりやすさが違う部分もありますが、日々の心がけで、ある程度予防することができます。以下の3つのポイントに気をつけておきましょう。・あっさりした和食や塩分控えめな自然の食材を中心にとした、赤ちゃんにとっておいしいおっぱいを作れる食生活にする・「ちょっと危ないかも」と感じた段階でしっかり授乳しながら、できるだけ安静を心がける・日頃から授乳する時の角度を変えて、正しいくわえ方で赤ちゃんにおっぱいを飲んでもらうようにする乳腺炎が進むと、赤ちゃんが母乳をしばらく飲めなくなる場合も出てきます。そうなると、これまで母乳だけで育てていたママは、ミルクの準備や後片付けなどでさらに大変になってしまいます。できるだけ、乳腺炎予防を心がけてください。次回は、乳腺炎の進行段階別に、医療機関に相談すべきタイミングや、病院に行く前にできることを解説します。
2014年11月06日妊娠中のカフェインやアルコールの摂取については、妊婦さんなら誰でも一度は検索したことがあるのではないでしょうか。カフェインやアルコールの入った飲料を飲んでいいのかダメなのか、赤ちゃんにどんな影響があるのか、皆さん、気になっているのではないでしょうか?そこで今回は、カフェインやアルコールが妊婦やお腹の赤ちゃんに与える影響について、あらためてまとめてみました。■妊娠中なら、やはりアルコールは控えましょうアルコール好きのママには耳の痛い話ですが、やはり妊娠中、授乳中は断酒をしたほうがよいようです。妊娠中にママが摂取したアルコールは、胎盤を通ってそのまま赤ちゃんの体に届いてしまい、「胎児性アルコール症候群」にかかる危険性を高めます。胎児性アルコール症候群とは、妊娠中にママが摂取したアルコールの影響で、赤ちゃん(胎児)が将来的に発達障害や学習障害をおこしてしまうことです。英語名の「Fetal Alcohol Syndrome」の頭文字を取って、「FAS」とも呼ばれています。FASになると、中枢神経系に異常をきたすため、学習障害や多動になりやすいといわれています。そのほか、出生前から発育不全に陥りやすい傾向があり、低体重児が目立ちます。 FASは、ママやパパのアルコール依存症が遺伝をするといった類のものではなく、ママの妊娠中、授乳中のアルコール摂取量だけが影響します。どれだけのアルコールを摂取したら子どもがFASになるのかという明確な基準はありません。そのため、ママが断酒することだけが、FASによる障害の可能性をゼロにすることにつながります。妊娠中、授乳中は、できるだけ断酒をするよう頑張りましょう。■コーヒーやコーラ、カフェイン飲料は息抜き程度でカフェインも、アルコール同様に胎盤をすり抜けて、胎児に直接届いてしまいます。胎児は肝臓の機能が未熟なため、カフェインを排泄できません。そのため、胎児の体内に高濃度のカフェインがとどまることになります。 カフェインの摂取量が胎児に与える影響については、カフェインを1日300mg以上摂取する妊婦は、150mg未満の妊婦に比べて、流産のリスクが2倍になるという報告があります。妊婦が1日8杯以上のコーヒーを飲むと、死産のリスクが高まるという報告もあるようです。コーラには350mlあたり約35mgのカフェインが、コーヒーには100mlあたり約60mgのカフェインが入っています。たまに、息抜き程度に1~2杯飲む分にはよいですが、水代わりに飲むのは、カロリーの面から考えてもやめたほうがよいでしょう。私はつわり中、コーラが無性に飲みたくなりましたが、カフェインの影響を考えて、サイダーや無糖の炭酸水で我慢していました。今はノンカフェインのコーヒーや、おいしいノンアルコールの飲料がたくさん売られています。お酒やカフェインたっぷりのコーヒーを飲みたい気持ちはわかりますが、赤ちゃんのことを考えて代用品をうまく使いながら、楽しい妊婦ライフを送ってくださいね。
2014年10月26日妊娠中の体重管理で悩んでいるという妊婦さんは多いのではないでしょうか。体重管理は、お腹の赤ちゃんを無事に産むために、ある程度必要なこと。体重が増え過ぎないように気をつけていれば、産後のダイエットも比較的ラクにできます。私自身、妊婦時代は体重管理に気をつけて、7kg増に抑えた結果、産後13kg減らすことができ、妊娠前よりスリムになることができました。今回は、妊娠中の体重管理のポイントと注意点をお伝えします。■体重管理のポイント(1)間食はなるべくしない妊娠中はお腹が空きやすくなりますよね。しかし、妊娠中に必要な摂取カロリーは、非妊娠時のエネルギーに、妊娠初期でプラス50kcal、妊娠中期でプラス250kcal、妊娠後期でプラス500kcalだけなのです。もっとも必要カロリーが多い妊娠後期でも、たったおにぎり2つ分くらいのプラスです。意外と少ないと感じませんか?そのため、非妊娠時と同様に、間食はなるべく控えましょう。妊娠中、どうしてもお腹が空いた時は、普段の食生活で不足しがちな栄養素を取るために、果物やヨーグルトなどを間食として食べましょう。■体重管理のポイント(2)低カロリーで栄養豊富な野菜、キノコ類をたっぷりと野菜やキノコ類は、栄養豊富かつ低カロリーなので、たくさん食べても大丈夫。私は面倒くさがりなので、いつも野菜キノコ鍋をたくさん作ってそれを食べていました。野菜やキノコ類は食物繊維も豊富なので便秘改善にもなりますよ。■あくまで体重管理、妊娠中の過度なダイエットは赤ちゃんに悪影響体重管理が必要とはいえ、過度なダイエットは赤ちゃんに悪影響を及ぼします。2,500g以下の未熟児が産まれる原因のひとつとして挙げられるのが、妊娠中のダイエット。妊娠中、栄養が不足しているママは、栄養失調の赤ちゃんを産む傾向にあることが、研究結果でも発表されています。栄養失調の赤ちゃん(低出生体重児)は、さまざまな合併症を引き起こすリスクが高いうえに、成長や発達が遅れる可能性があります。これはイギリスの疫学者、デビッド・バーカー氏によるバーカー説と呼ばれるもので、「胎児期に栄養失調状態にあると、成人後には糖尿病や高血圧などの生活習慣病を発症しやすい」という報告も発表されています。将来、赤ちゃんが肥満や糖尿病になりやすくなることは避けたいですよね。そのためにも、妊娠中の食事の栄養バランスには十分注意し、偏った食事でダイエットをすることは絶対にやめましょう。赤ちゃんを安全で健康に産んであげるために、適切な体重管理をしながら、お腹の中で栄養たっぷりに育ててあげてくださいね。
2014年10月25日出産を終えたばかりの友達に会って「ちょっと老けた?」なんて思ったことはありませんか? 私は妊娠中、自分自身で鏡を見て、「あれ? 老けた?」と感じました。というのも、どうやらそれは妊娠中にシミやシワが増えたせい。実は妊娠中は、シミやシワなどの肌トラブルがおきやすい時期なのです。今回は出産後に「老けた?」と言われないための、妊娠中のスキンケアについてお伝えします。■シミの原因、とにかく日焼けには気をつける妊娠中はシミができやすいといわれています。それは、妊娠状態を維持するためのホルモン「プロゲステロン」に、メラノサイトを刺激してメラニンを作らせる(色素沈着を促す)作用があるため、同じ環境であっても妊娠していない時に比べて、シミやそばかすができやすい状態にあるからだそうです。妊娠中にできたシミは出産後、ホルモンの分泌が収まっていくとともに薄くなってはいきますが、メラニンには一度できたところに集まりやすい性質があります。そのため、シミの出やすいお肌になってしまっていることは確実です。妊娠中は、日傘や帽子、低刺激のUVクリームなどを駆使して、いつもよりも紫外線対策をバッチリしましょう。特に、室内ではUVケアを怠りがちですが、外よりは少ないものの、室内にも紫外線は入ってきています。室内でもしっかりとUV対策をしてくださいね。■ニキビや肌荒れの原因、食べ物にも気をつけて妊娠中はホルモンの影響で食欲が増したり、食事の好みが偏ったりするため、食生活が乱れるという方も多いです。ジャンクフードやお菓子など、本来美肌の敵であるはずの食事がついついおいしく感じる方もいるでしょう。私も妊娠中は、いつもよりケーキやアイスを食べたくなったのですが、「お腹の子が自慢できる綺麗なママでいる!」というモチベーションから少し控えることを心がけました。もちろん、そうした食品をまったく食べてはいけないということではありませんが、スイーツの食べ過ぎによるカロリーオーバーやジャンクフードの食べ過ぎなどは、ニキビや肌荒れの原因にもなります。ほどほどにしましょう。■美肌をつくる食品を摂取しよう果物や野菜に含まれるビタミンCには、メラニン色素の発生を抑え、美肌の元であるコラーゲンを発生させる働きがあります。また、ナッツ類に多く含まれるビタミンEには、ホルモンの働きを落ち着かせ、肌の血行をよくする働きがあります。妊娠中はこうした美肌の元になるような食品を、いつもより少し多めに摂取するよう心がけてもよいですね。私自身、妊娠中は身体が重いせいでスキンケアをするのが億劫になり、シミが増えてしまって大後悔をしました。スキンケアや食べ物にちょっと気をつけるだけで、肌トラブルを防ぐことができます。お腹の赤ちゃんが自慢できるような綺麗なママになってくださいね。
2014年10月23日妊娠すると、女性の体調は激変します。まず、ホルモンの影響で高温期が続くことで、自律神経の働きや血圧が不安定になり、異常な疲れやすさと眠気が出やすくなります。いわゆる悪阻(つわり)です。私自身、つわりのひどさに「赤ちゃん大丈夫かしら…」と心配になることもありました。つわりが出やすいといわれる妊娠初期は、赤ちゃんの神経や根幹が作られる大切な時期です。つわりで食欲がないとはいえ、血液の質が急に落ちるような極端な食事をするのは、赤ちゃんにもママの体にもよくありません。でも一体何を食べればよいのでしょうか? そんな時、私が出会ったのがマクロビオティックでした。マクロビオティックの教室で習ったレシピ、先生や友人たちとの出会いにとても助けられたものです。そこで今回は、つわりを軽減させるマクロビオティック流の食事について、マクロビオの考え方も含めてご紹介します。■マクロビオティックの基本的な考え方マクロビオティックでは食べ物を「陽性」「中庸」「陰性」の3種類に分類します。人の体もこれと同じ状態にあると考えられていて、常に真ん中の「中庸(ちゅうよう)」と呼ばれる状態でいることが理想とされています。しかし、妊娠すると体内に熱がこもり、「陽性」の状態に傾きやすくなります。すると、体内にある陰性なものの排出が強まるため、食の好みが変わったり、ブレたりしやすくなるのです。つわりの時、「あれがどうしても食べたいの!」となったり、「これはどうしても食べられない」となったりするのはこのためです。■マクロビオティックにおける、つわりの原因マクロビオティックの考え方で言えば、つわりは陽性に傾いた体を陰性に戻そうとするために、体をゆるめる働きが強い「陰性」に分類される食品を摂り過ぎることによって起きるといわれています。強い陰性に分類される食品とは、たとえば下記よのうなものです。トマトは、つわりの時に食べたくなる食品としてあげられることが多いですが、食べ過ぎることで、かえってつわりを呼び込んでいるともいえます。◆陰性に分類される食品・甘い物(特に白砂糖を多く含む食べ物)・果物・乳製品・ジュース、アルコール・スパイス・トマトなどの熱帯原産の野菜つわりは、引き締める作用が強い「陽性」と分類される食品の摂り過ぎによっても起きることもあります。この場合は、吐き気で食事が摂れなくなることが多いようです。◆陽性に分類される食品、・肉や魚などの動物性食品・卵・チーズ・青魚・オーブンで焼き締めたもの・精製塩・塩気の強いもの など■つわりを軽減するための食品陰陽一覧したがって、つわりを軽減するためには体が中庸になるよう、バランスを考えて食品を摂取していけばよいといえます。たとえば、陽のものが多過ぎたら良質な陰寄りのものを、陰のものが多過ぎたら良質な陽寄りのものを摂るようにしていきましょう。おもな食品の陰陽一覧を表にまとめましたので、参考にしてください。できれば主食は、中庸の食品である玄米を食べることをおすすめします。一晩浸水させてから、炊飯器ではなく鍋で炊くと、妊娠中でも比較的食べやすいようです。それでも食べづらい場合は巻き寿司にしたり、シソとゴマや梅などを混ぜて、おむすびにしたりすると食べやすくなります。写真は私の妊娠初期に食べることができていたものの一例です。とうもろこしとシソの巻き寿司、蒸し塩かぼちゃ、茹で青菜、ひじき、れんこん、ブロッコリー、豆腐ハンバーグ。そしておやつに小さなおにぎりなどを食べていました。■動物性食品と白砂糖を減らすだけで、体調が変わる「それでもやっぱりマクロビオティックってめんどうくさそう…」と思う人は、まず、体を極端に陽性と陰性に傾ける動物性食品と白砂糖を摂取する頻度を減らしてみてください。それだけで、体調の振り子がジェットコースターのように大きく振り切れなくなるので、体が弱っている時はこれだけでもだいぶラクになります。旬のものを取り入れてバランスを取りながら、週に1日でも2日でも、少しの間だけでもいいので試してみてください。今回はマクロビオティックの陰陽の基本と食材を中心にお伝えしました。次回はレシピを交えながら引き続き、つわりを軽減する食事についてお伝えしたいと思います。
2014年10月08日出産予定日が近くなると、いつ、どこで産気づいてしまうか分かりません。パパが傍にいる時ならよいのですが、急に破水や陣痛が来てしまったという時に、ママ1人だけだとアタフタしてしまうかもしれません。周りにサポートしてくれる人がいる場合もありますが、そうでない場合も当然あります。今回は、万が一の時にも安心できる、プレママのための役立つサービス「陣痛タクシー」について紹介しましょう! ■陣痛タクシーって何? 陣痛タクシーとは、プレママのためにタクシー会社が提供しているサービスで、24時間365日オペレーターが対応し、迅速にタクシーを配車してくれるサービスです。いつどこで陣痛が起こるか分からない不安はありますが、陣痛タクシーを利用できる環境が整っていれば、少しはそうした不安も軽減されるのではないでしょうか? ■陣痛タクシーを利用するには? 陣痛タクシーを利用するには、事前に登録が必要です。自宅(里帰り出産の場合は実家)周辺をサービス対象としているタクシー会社に、自分の情報を登録することで利用が可能になります。登録する情報は、名前や電話番号などの基本的な情報をはじめ、お迎え先の情報、出産予定の病院、担当医名、夜間利用予定の病院名など。それらを登録し、迎え先や目的地である産院に、すぐに向かってもらえるような環境を整えておきます。陣痛で痛みを我慢している時には、タクシーの乗務員に行き先を伝えるのも大変ですが、陣痛タクシーに登録をしておけば、そういう手間もなく病院に運んでもらうまで安静に過ごすことができます。■安心して利用できる理由とは? 陣痛タクシーを利用するメリットはたくさんありますが、座席のシートなどが汚れてしまった場合にもクリーニング費を請求されないこと、定期検診などの送迎にも利用できること、荷物の積み込みのお手伝いをしてくれること、特別な料金は加算されないことなどが挙げられます。もちろん登録は無料なので、この機会に住んでいる地域でサービスを提供しているタクシー会社があるかどうかをチェックして、陣痛タクシーの登録をしておきましょう。初めてのお産の場合は不安が大きいため、怖くなって救急車を呼んでしまうケースもあるようです。しかし、救急車の利用は最終手段。痛くても自分で動けるのであれば、パパや周りの助けを借りるか、タクシーで移動するかのどちらかを選択できるようにしておきましょう。判断が難しい場合は、病院に問い合わせた時に、救急車の利用が必要かどうかを確認してみたほうがよいかもしれませんね。プレママのためにできる限りのサポートをしてくれる陣痛タクシーは、たくさんの妊婦さんに利用されています。来るべき時に備えて、登録しておくとよいでしょう。
2014年09月29日毎回同じ姿勢で授乳していると、赤ちゃんが母乳を同じ箇所の乳腺からばかり飲むことになり、飲まれていない箇所に飲み残しが発生します。飲み残された母乳は、溜まって味がおいしくなくなり、濃く小さく固まって、乳腺炎の原因になる場合があります。そのため、こまめに授乳姿勢を変えることが必要です。そこで今回は、代表的な授乳姿勢、赤ちゃんの抱っこの仕方を4つご紹介しますので、ご参考になさってください。■1.横抱きママのお腹に授乳クッションなどを置き、その上に赤ちゃんを寝かせてあげる姿勢=横抱きは、もっとも代表的な授乳の姿勢です。 この時、お母さんと赤ちゃんのお腹が密着するとよいでしょう。体が密着すると赤ちゃんも安心しやすく、クッションの中綿がしっかりしていればママも猫背にならずに授乳できます。クッションだけで高さが足りない場合は、バスタオルなどを追加して高さを調整してください。■2.フットボール抱きフットボール抱きの「フットボール」は、ラグビーのこと。赤ちゃんを脇に抱えて授乳させる姿勢のことをフットボール抱きといいます。横抱きの姿勢から、そのままあげる側の母乳の方向へクッションごと赤ちゃんをスライドします。もしくは、ふとんやクッションなどを積み重ねてもOKです。たまにこの抱き方で母乳をあげることで、赤ちゃんのお口の角度が変わり、横抱きだけの偏った飲み方になるのを防ぐことができます。一日数回、横抱きと組み合わせられるとよいですね。■3.縦抱き座ったママの膝に赤ちゃんを座らせて授乳する姿勢を縦抱きと言います。おっぱいがちょうど口に入りやすい位置になるため、乳首が小さめの人向きかもしれません。外出時にクッションがない時はこの姿勢であげることが多くなるでしょう。赤ちゃんの口に合わせておっぱいを支えてあげると、母乳が下のほうに溜まらず、飲みやすくなります。縦抱きには、横抱きやフットボール抱きで吸い切れない部分をあげられるという利点もありますが、首のすわらない赤ちゃんにはあまり勧められません。■4.添い乳寒い夜の授乳など、ママがどうしても起き上がれない場合の授乳方法です。横になり、抱き寄せるように赤ちゃんをおっぱいに近づけて、支えながら授乳します。ですが、この方法は赤ちゃんがおっぱいを浅めにしかくわえられないため、続けるのは母乳に良くありません。また、特に小さめな赤ちゃんにとって、大きいおっぱいの添い寝は窒息の原因になる懸念もあります。どうしてもという時だけにして、できるだけほかの抱き方と組み合わせて授乳しましょう。冒頭でも書いた通り、なるべくいろいろな角度からあげていくのが、赤ちゃんのためにも母乳のためにも良いとされています。例えば、フットボール抱きで片側のおっぱいをあげて、そのままクッションごとスライドさせるように横抱きして反対側のおっぱいをあげ、次の授乳時はその逆、外出時には縦抱きで…とすると、やりやすいかもしれません。今回もシリーズとして、練馬区の桶谷式母乳相談室、『まどれ助産院』の真木先生にお話を伺いました。産後すぐからの母乳育児期、せわしない日中も、長く感じられる夜も、赤ちゃんと一緒に少しでもラクに乗り越えられますように。
2014年09月12日赤ちゃんを母乳で育てたい。そう考えているママのために、出産後すぐからできる、母乳育児のためのポイントをご紹介します。今回も、桶谷式母乳マッサージをされている「まどれ助産院」の真木先生にお話を伺いました。■おっぱいがでない? 産後すぐは「とにかく飲ませる」赤ちゃんを産んだからといって、すぐに母乳が大量に出るわけではありません。産後すぐは、小さじ1杯分(5cc)くらいの母乳しか出ないママがほとんどです。そこから母乳育児を軌道に乗せるためにもっとも大切なことは、「頻繁に母乳をあげ続けること」です。新生児期の授乳回数は一日8~15回くらい。これより多くても心配し過ぎる必要はありません。とにかく多くの回数、母乳を飲ませてあげることで、徐々に分泌量が多くなってくるはずです。出生時の体重が小さい場合や吸う力が弱い場合などには、最初のうち、ミルクを足したほうがよい場合もあります。そのあたりは、担当の医師や看護師、助産師などと相談してください。■産後3日目くらいから、徐々にスムーズに産後3日目くらいになると、目覚めた時にママのおっぱいがパンパンに腫れた感覚になることもあるでしょう。その場合も、ひたすら赤ちゃんに飲み続けてもらうことで、乳腺の開通が促されます。産後すぐから頻回授乳を行っていると徐々に開通が進み、母乳の出方がスムーズになってきます。退院を迎える頃には、祝い膳で揚げ物やケーキなどが出る病院もありますが、乳腺の開通が進まず、おっぱいの張りがひどい時は食べるのを控えたほうがよいでしょう。■赤ちゃんが飲みやすいおっぱいにするコツ生まれて間もない赤ちゃんは、まだ母乳を上手に飲むことができません。赤ちゃんが上手に飲めるようになるには、ママのサポートが必要です。サポートしてあげる主なポイントは以下の3つ。(1)おっぱいを深くくわえさせる乳首の外側1~2cmの乳輪部分に、母乳の出を促すポイントがあります。赤ちゃんがそこまで深くくわえて飲むことでより多くの母乳をあげられます。そのため、新生児期から口をできるだけ大きく開け(140度くらい)、横から見るとアヒルのような形で深く乳首をくわえられるよう導いてあげることが大切です。浅くくわえる飲み方が赤ちゃんの中でクセになってしまうと、直すのが大変になるので、最初が肝心です。わが家の次女はそのせいで大変でした。(2)授乳間隔を開け過ぎない母乳の分泌量を増やすためには、授乳間隔を開け過ぎないことも重要です。母乳の質と量を良い状態にするには、授乳間隔を4時間以内にするのが、桶谷式では理想とされています。そのためには、夜間の授乳も大切です。赤ちゃんが朝までぐっすり眠ってくれたらママも助かるかもしれませんが、夜寝ている間の母乳の分泌量は、なんと起きている時の1.5倍くらいあります。すぐにおっぱいがパンパンになってしまうので注意しましょう。もしうっかり長時間寝過ぎて、おっぱいが張ってしまった場合は、きれいな手で乳首と乳輪を優しくほぐし、少しだけ母乳を絞ってからあげると、赤ちゃんが飲みやすくなります。(3)ママの食事に気をつける離乳食を開始する生後半年くらいまでは、ママの食べたものが母乳になり、ダイレクトに赤ちゃんの栄養になっています。バランスのとれた食事を心がけるとよいでしょう。また、「今日は授乳間隔が少しあくかも」という場合は、その前の食事をあっさり軽めにすると、比較的おっぱいの張りが軽くなるそうです。何人産んでもひとりひとり違う母乳生活、赤ちゃんとママに合った快適な生活を送れると良いですね。
2014年09月08日妊娠中は体重が増えるものとわかっていても、いつ頃、どのくらい増えていくのか(もしくは増やしていいものなのか)、なかなかイメージしにくいのではないでしょうか。そこで今回は、妊娠中の体重変化の内訳や管理の仕方について解説します。■妊娠中に増加する体重の内訳妊娠中に増加しても問題ないとされる体重は、非妊娠時のBMIの数値によって異なります。標準体型(BMI値=22前後)であれば、7~11kgくらいの増加が理想といわれています。▼妊娠中に増加する体重の内訳・胎児と胎盤と羊水で約4.5kg・子宮とおっぱいで約1.5kg・水分や循環血液量の増加分が約2.5kg・皮下脂肪などの増加分が約3kg上記の合計で約11.5kg、これが標準的なケースです。場合によっては、5kg以内の増加にとどめたほうがよいこともあります。担当の医師や助産師と十分に相談しておきましょう。ちなみに、体重増加の目安は、妊娠初期~中期は週400g、月1.6kg程度、後期は週250g、月1kg程度の増加にするのが理想です。悪阻(つわり)があけた時、クリスマスやお正月などのイベント、安静時、産休入りや里帰り中は特に体重が増えやすいので要注意。さらに、臨月になってからは体重増加のラストスパートがくることがあるので、より一層注意しましょう。■妊娠中、体重の増え過ぎは要注意だけど…妊娠中に体重が増加し過ぎると、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、帝王切開、腰痛や膝痛、巨大児、分娩の遅れなどが増えるといわれています。とはいえ、過度に体重増加を怖がることはありません。そもそも妊娠中は非妊時よりも血糖値が下がるため、皮下脂肪がつきやすい状態にあります。これは胎盤から分泌されるホルモンの影響で、糖質が母体よりも胎児へ優先的に渡るようになり、母体が主に脂肪をエネルギー源とするようになるためです。また、妊娠中の循環血液量は非妊娠時の1.5倍近くになり、体内の水分量は2割近く増加します。授乳に備えて乳房が大きくなり、お腹が大きくなるため運動量も減少しがちです。つまり、「妊娠時にある程度太るのは当然のこと」なのです。その事実を受け入れつつ、適切な運動と体重管理をすることが大切です。■妊娠中、食事日記で体重管理私の場合、食事日記をつけて体重管理をしていました。毎朝体重を測り、朝昼夕食、おやつなど、食べたものをすべて書き留めていたところ、「全然食べていないはずなのに太っちゃったのよね…」ということがなくなり、何が不足していて何が多かったのかを見てとれるようになったのです。食べ過ぎや不足分は、一日ではなく一週間単位で考えると調整しやすくなります。そして、ちょっとした合間に「ちょっと遠回りして歩く」「骨盤を動かして便秘を予防」「気分転換にストレッチをする」などの運動をすればさらによいですね。妊娠中の体重増加が少な過ぎても、お腹の赤ちゃんが低出生体重児(体重2500g未満)になるといわれています。低体重出生児は、体の機能に未熟なところが多く、合併症や感染症にかかる可能性が高くなります。体重は増え過ぎてもNGですが、増えなさ過ぎてもNGなのです。「たまには食べ過ぎても大丈夫」と自分を信頼し、ストレスを持ち過ぎないようにしましょう。長いようで短い妊娠生活、お腹の赤ちゃんと一緒においしいごはんをゆったり楽しみながら、幸せに過ごせるとよいですね。
2014年09月03日赤ちゃんを母乳で育てるとママも痩せるよ! という経産婦さんの言葉をよく耳にしますよね。母乳育児には、産後のダイエット効果はもちろん、赤ちゃんの免疫力アップ、産後のママの手間の軽減や経済的にも嬉しいことがいっぱいです。今回は妊娠中からできる、母乳育児のために気をつけておいたほうがよいポイントを、食生活面を中心にお伝えします。■母乳育児のための食生活 ・和食中心の食生活臨月はとくに外食の機会が増えるプレママが多いですが、赤ちゃんが飲みやすいサラサラの母乳にするためには、外食の時でも和食を中心とした野菜たっぷりのメニューを心がけましょう。肉よりも魚、パンよりも白米を多めに食べること、などがコツです。おやつも、洋菓子より和菓子のほうが母乳にはよいといわれています。母乳中には、出血を止めるために必要な栄養素であるビタミンKの含有量が少ないといわれており、ごくまれにですが乳児ビタミンK欠乏性出血症という病気を引きおこすこともあります。そのため、妊娠中から普段の食事に納豆などのビタミンKが取れる食品を一品プラスしておくとよいかもしれません。・水分をたくさん取る授乳中は、一日に3Lの水分を取るのがよいとされています。とはいえ、産後にいきなり多くの水分を取ってといわれても難しいですよね。そのため、妊娠中の時から水分を少し多めに取る習慣をつけましょう。母乳を出やすくするために、身体の冷えるものは避け、ハーブティーやほうじ茶などの身体にやさしいお茶を飲むとよいですね。■母乳育児のための生活もそのほか、食生活以外でも、・ブラジャーをノンワイヤーのタイプに替える・お風呂あがりに馬油やベビーオイルなどを使って乳頭を指でつまみ、乳頭マッサージをするなどにも、母乳の出をよくしたり、赤ちゃんの吸い付く力で乳頭が切れるのを予防したりする効果があります。乳頭マッサージは、妊娠後期(妊娠8カ月、28週)以降に始める方がよいですが、主治医や助産師の指導の元で行ってください。切迫早産の場合などは控えてください。母乳育児は大変そうと思うプレママもいるかもしれませんが、慣れてしまえば手間や経済的負担が軽くて済みます。妊娠中からちょっとした習慣に気をつけて、ぜひ楽しい母乳育児をスタートさせてくださいね。
2014年08月30日出産まであと少しという妊娠中のプレママのみなさん、出産準備はおすみですか? 入院グッズは揃えましたか? 入院グッズのリストを産院からもらう人も多いでしょうが、今回はそのほかに意外と見落としがちな便利グッズをまとめてみました。■出産時に必要な入院便利グッズ9選・ペットボトルキャップストローこれがあると、陣痛時やお産の後に寝たまま飲み物を飲めるので助かります。私は入院時にこれを準備していなくて、お産当日、わざわざストローつきの飲み物を主人に買ってきてもらいました。100円ショップなどで購入できます。・うちわ冬場、夏場に関わらず陣痛中はとにかく暑く、汗をかきます。うちわで扇いでもらうだけで、ずいぶん楽になりますよ。・テニスボールマタニティ雑誌などにもよく、テニスボールが必要と書いてありますよね。私は本当に必要かしら? と疑っていたのですが、陣痛中のいきみ逃しの強い味方になってくれました。いきみたい時にお尻にあてると、うまくいきみ逃しをすることができました。・着圧ソックス産後は足がむくみやすくなります。1足あると便利です。・スプーン・フォークお土産でゼリーやケーキを持ってくる方は多いのですが、スプーンやフォークはついていないことも…。私はプリンをもらったもののスプーンがなくて、泣く泣くお箸で食べました。使い捨てのものでよいので、用意しておくことをおすすめします。・赤ちゃん用爪切り赤ちゃんの爪はすぐ伸びます。私の娘も爪が伸びて、すでに先が割れた状態で産まれてきました。赤ちゃんが自分の爪で肌を傷つけないためにも、赤ちゃん用の爪切りを用意しておくとよいでしょう。・産褥用ナプキン産院でも産褥用ナプキンを用意してくれるとは思いますが、足りない時の予備として買っておくと安心です。退院後もナプキンは必要になるので、多めに用意しておいても大丈夫です。・エコバックお見舞いの品や産院からのプレゼントなどで、入院する時より退院時のほうが、何かと荷物が増えます。持ってきたカバンでは足りなくなる場合があるので、エコバックがあると便利ですよ。・筆記用具入院中、メモをする機会は意外と多いです。授乳時間、オムツ替え時間、産院からの注意点などをメモできるよう、メモ帳とボールペン、シャーペン、消しゴムを用意しておくと安心です。以上、入院中にあったら便利なグッズを挙げてみました。荷物は多くなっても嫌だし、かといって足りないものがあるのも困りますよね。今回挙げたグッズを参考にして、賢く入院グッズを揃えてみてくださいね。
2014年08月25日バースプランという言葉を聞いたことがありますか? バースプランとは出産時や産後の自分の希望や想いを紙に書いて産院に渡すものです。最近では病院の側からバースプランの紙の提出を求められることも多くなっています。多くは自由形式のため「バースプランを提出してくださいね」と産院で紙を渡されて、何を書いたらいいのかしら? と戸惑ったプレママもいると思います。そんなプレママのために、今回は後悔しないバースプランの書き方をご紹介します。■後悔しないバースプランのポイント5つ・どんなお産が可能なのかを産院に確認するまずは、通っている産院ではどのようなお産が可能なのか情報収集をしましょう。私の通った産院では、分娩室へのアロマの持ち込みやお灸、好きな音楽をかけられるなどができました。・NGポイントを明確に書く友人で「義両親が陣痛室にずっと居て気を使って辛かった。立会いは夫のみと言っておけばよかった」という人がいました。陣痛促進剤は使いたくないなどのNGポイントを必ず書いておくようにしましょう。・2人目以降の方は前回のお産のことも書く前回のお産の様子や感想を書いてみましょう。育児の忙しさで忘れていた「次のお産はこうしたい」という、前回の記憶を思い出すよいおさらいになりますよ。・書いておいて良よかったリクエスト私が一番書いておいて良かったリクエストは、「赤ちゃんのうぶ声をビデオ撮影したいので、主人に撮影のスイッチを入れるタイミングを教えてください」というものでした。主人も忘れずにビデオを回すことができてこれがよい記念になりました。他には出産後の写真撮影や、胎盤を見せてもらえばよかったというママの声は多いですね。・赤ちゃんをとりあげてくれる人への手紙のような想いで書くバースプランは自分の希望を思いつくままに書いてもいいのですが、せっかくであれば、一生に数回しかないお産を一緒に体験してくれる産院の人への手紙のようなつもりで書くと、医師や助産師にあなたの内面や性格を知ってもらえますよ。バースプランの書き方には正解も間違いもありません。そして後からのプランの変更も可能です。自分がどうしたらお産をリラックスして過ごせるか、自分らしく納得のできるものにするかを気軽に書いていきましょう。出産という特別な体験を、後悔のないようにしてくださいね。
2014年07月26日「妊娠中にやってよかった、やっておけばよかった」と感じたことを、先輩ママたちの声を聞いてまとめてみました。産後に向けての準備期間でもある、妊娠中にはどんなことをしておくとよいのでしょうか?■1.旦那さんとたくさん会話をしておく育児をママひとりで抱え込まずに、パパに積極的に手伝ってもらうためにも、妊娠中にパパとたくさん「これからのこと」を話しておきましょう。お金のこと、仕事復帰と家事の役割分担、子どもの教育方針、保育園や幼稚園のことなど意外と話し合ってないことがあるかと思います。赤ちゃんが生まれてからは2人で話す時間が減る上に、今までは伝えなくても困らなかったことが困るようになってくるので、家事分担などは「何をやってもらいたいのか」を伝え、妊娠中に具体的なやり方を共有しておくとよいようです。パパをイクメンにするには、両親学級に参加する、赤ちゃん用品を一緒に見に行くなど、妊娠中からパパが育児に関わるチャンスをなるべく増やすのがポイントです。ここ数年でイクメン率も上昇し、社会からの認識にも変化があります。男子トイレにおむつ変えスペースができたり、保育園のお迎えでのパパ率も上昇中。イクメンを育てるという意味でも、妊娠中にパパにいろいろ勉強しておいてもらいましょう。■2.外食や友達とのお出掛けを楽しんでおく生まれてからは常に赤ちゃんと一緒の生活になります。フレンチやホテルのレストランなど、静かなムードのお店には行きにくくなるので、今のうちに楽しんでおきましょう。高級レストランじゃなくても、例えば目の前で火を使う焼肉やお鍋などの外食もなかなか難しくなります。体の負担にならない程度に、友達や旦那さんとのお出掛けをゆったりと楽しんで。 ■3.赤ちゃんと過ごすために生活環境を整えておく育児用品を揃えている方は多いかと思うのですが、産後の生活を見据えて、宅配食材やウォーターサーバーを準備しておくのもオススメです。宅配食材は割高になる? と最初は思ったのですが、冷蔵庫の在庫管理がしやすく無駄な出費を抑えることができました。今は宅配サービスも多数あるので、自分の生活にマッチするものを調べておきましょう。洗濯物が増えるので、乾燥機つき洗濯機に変える、お掃除ロボを取り入れるなど家事をサポートしてくれるアイテムを検討するのもいいですよ。■4.今しかできない記録をとっておくマタニティ時期の記録を取ると、よい思い出作りになりますよ。超音波写真をスキャンしたり、マタニティフォトを取ったり、ブログや日記に綴るなど、どんなことでもよいのでこの時期を楽しんじゃいましょう。最近はツールやアプリもたくさんあるので、探してみてくださいね。気分が不安定になりやすい時期ですが、こういった記録を付けることで妊娠や出産をポジティブにとらえるきっかけにもなるようです。■5.妊婦向けプログラムに参加してみるマタニティスイミングやヨガ、ピラティスなどのレッスンは、妊娠中の不快な症状の予防・改善や、体重増加を防ぐ、出産から産後への体力作りなどの効果などが期待できます。実際に分娩が楽になったという話も多く聞きますよ。最近はマタニティはりや灸、マッサージの施設も増えているので、東洋医学に注目してみるのも1つの手です。この時期に、心や生活を楽しむことで、生まれてくる赤ちゃんとしっかりと向き合えることができます。産後に後悔しないためにも、先輩ママ達の意見を参考にして出産準備をしておきましょう!
2014年07月25日出産後すぐの母乳は初乳と呼ばれ、赤ちゃんにとって栄養と免疫の濃縮ジュースと言われるほど貴重なものです。「できれば母乳で育てたいけど、産まれてすぐから出るのかしら?」そんな不安を持つ妊婦さんは多いとおもいます。今回はスムーズに母乳育児を始めるために妊娠中からできることについて、桶谷式母乳マッサージをされている『まどれ助産院』の真木先生にお話を伺ってきました。妊娠中期(妊娠5~7カ月)くらいから血行が良くなり乳腺が発達し、乳頭から透明だったり少し黄色味がかった分泌液が出ることがあります。絞ってみたい気持ちにかられがちですが、この時期からマッサージを始めるのはあまりオススメできません。産後の母乳量との関連はあまりないようなので、無理にがんばると乳頭感染の可能性もありますし、乳頭への刺激は子宮収縮の原因にもなります。切迫早産になりやすい人や子宮頚感管長が短いと指摘された方は特に避けた方がよいです。妊娠中の母乳マッサージはいろいろな方法が紹介されていますが、いつ産まれても大丈夫な妊娠10カ月の37週頃になったら開始しましょう。それまでは乳腺を圧迫しないよう、乳房を支えられるくらいのノンワイヤーブラジャーに切り替えて血行良く過ごせるようにしましょう。この時期からフロントホックのものにしておくと出産後にも使えて便利です。乳頭に白いポツポツのような固まりや栓のようなものができていたら、お風呂に入る前に植物性オイルをつけたコットンを張って少しラップパックをしてからそっと拭き取ります。この他に扁平乳頭や陥没乳頭の場合は特別なケアが必要になるので、母乳外来や助産外来などで診てもらい相談すると良いでしょう。女性は出産するとホルモン分泌が変わり、そこで初めておっぱいを出す体に切り替わります。産後すぐの時期、産院ではおっぱいをあげる前と後に赤ちゃんの体重を測り「どれだけ飲めているか」を計算します。最初は増えても10gや20gだったりと極少量が当たり前なので心配いりません。何度も何度も吸わせていくことで少しずつ赤ちゃんの吸い方も上手になり、たくさん飲めるようになっていきます。赤ちゃんのおっぱいを吸う力は思いのほか強く、生きるために本能的にがんばる姿は胸を打つものがあります。赤ちゃんはママのおっぱいが最初はあまり出ないことを知っていて、出るようになるまでの栄養をお弁当のように体に蓄えて産まれてくるともいわれています。だから大丈夫。出生体重が少なくて母乳を吸う力がなくなってしまいそうな場合は最初だけミルクを足した方が良いこともありますが、とにかくあげ続けることが一番大切です。子供を産むという大仕事を成し遂げたあと、喜びもつかの間にすぐ始まる授乳リレー。赤ちゃんが眠った時に一緒に眠り、少しでも体を回復させて楽しく子育てができますように。
2014年07月22日出産は大きな喜びですが、その後すぐにフニャフニャした小さな赤ちゃんを生かすための必死の日々が始まります。産後間もなく骨盤もグラグラで、悪露(おろ)と呼ばれる出血があったり睡眠不足が続き、ママひとりでは到底立ち向かえる気がしません。心細くもなりますし体力的に追いつかないことも。そんな時は夫婦の協力が不可欠になりますが、夫が仕事で忙しかったりいないことが多い場合、実家の母や義理の母に援護をお願いする人も多いでしょう。おばあちゃんからしても赤ちゃんと過ごせる懐かしい時期、ママにとってもおばあちゃんの絆と感謝を新たに強める良い機会になるかもしれません。産後のママはホルモンバランスの変化や子どもの授乳間隔が2~3時間と短いため睡眠不足もあり、育児への心細さと責任感が入り混じった気持ちを周りから「神経質になった」と捉えられることがよくあります。実際、ホルモンバランスの変化や睡眠不足、夜泣きなどから、産後の女性はイライラすることも多いです。適当なやり取りをしたりケンカをしてもそこに安心し合える関係が構築できていれば良いのですが、お互いを思い合うあまり赤ちゃん以外のことで心配が増え、疲れが溜まり、それがストレスになってしまうことがあります。また、ママが頑張りすぎて「産後ウツ」になることもあります。若いパパやママでもきつい生活なのですから、双方の親(おじいちゃん、おばあちゃん)の体力の心配もしなくてはいけません。赤ちゃんが生まれて来たばかりの特別な時期を、「お互いに気持ちよく、楽しく過ごすためにできることは何だろう」と考えることが必要になります。そこにはいろいろな考え方がありますが、家族からの援護が難しい場合、地域や行政で行っているファミリーサポートをお願いするという手もあります。大体一時間800円くらい。登録時には必ず赤ちゃんを交えた三者面談があります。赤ちゃんへのサポートのため数時間分の無料券が配られていることが多いようです。わが家で「これをしてもらえたら助かる!」と思ったのは「買ってきた野菜をひたすら切っておいてもらうこと」でした。母乳を与えているととにかくびっくりするくらいお腹が減るのですが、まだ抱っこ紐に入れられない状態の泣いた赤ちゃんを抱っこしながら片手で大量の野菜を切るのは難しく、すぐ食べられるお菓子やパンに逃げそうになることがあります。そんな時、産後良質なおっぱいを作るために、「たとえお味噌汁とごはんと小さな副菜ひとつでもすぐに作れる状態である」というのは大きな安心に繋がります。また、「洗濯物を干してもらい、一緒に畳みながら育児相談に乗ってもらうこと」や「下の子を見てもらって、その間上の子とゆっくり時間を過ごさせてもらった」「沐浴は自分でしたけれど、そのための支度と片付けを手伝ってもらった」「赤ちゃんを見ていてもらい、その間少しだけ横にならせてもらった」というママ友達もいました。どれも正直家族でもできそうなことばかりですが、どうしても事情があって難しい場合、産後弱った心と体を助けるために少しだけ利用してみるのも良いかもしれませんね。
2014年07月20日昔のテレビ番組のように「うっ」と流しに駆け込んで妊娠に気づくことはないにしても、常に胸の底の方からくる気持ち悪さに覆われたり、特定の食べ物に殺気を覚えるほどの嫌悪感を持ったり、かと思ったら突然「もうこれしか食べられない!」と思い込み、家族をも巻き込む魔の時期、それが悪阻(つわり)です。つわりとは、どのような症状がいつ頃から出るのか、何なら食べられるのか、家族の反応、つわり対策メニュー、その地獄はいつになったら終わるのか、つわりの原因、つわりに対する考え方などをお伝えします。まずつわりの始まりについてですが、一般的には妊娠4週から6週くらいの間から始まり、胎盤が完成する安定期(妊娠5か月:16週~)頃に落ち着いてくることが多いようです。そうは言っても「つわり? なかったわ」という人もいれば「出産までつらかった」という人もいたりでつわりにはかなりの個人差があります。期間もバラエティーに富んでいて、たまに軽い車酔いを感じる程度の人もいれば、枕元に常にエチケット袋を用意しておかないと危ない人もいますし、体重がガクンと落ちて血液検査でケトン体が出たり脱水や栄養障害で点滴に通ったり入院する人まで本当にさまざま。つわりの症状も一般的な「食欲がなくなる」「食べられない物が増える」という症状と、他に「常に何か食べてないと気持ち悪い」という『食べづわり』になる人もいます。(最悪なのはその両方に交互にかかることです。)ソファーで吐き気を抱えて「いつになったら終わるんだろう」とうめき、ごはんを作る時も耐えられない匂いに悩まされたり、「つわりくらいで」と言う夫に「一瞬でいいからこの気持ち悪さを共有できたらいいのに。あなた絶対一発でノックアウトよ!」と奥歯を噛み締めたり、と精神的なストレスがかかることも多いようです。その他にも「方向音痴なのにどこへ言っても精肉売り場と生鮮売り場の場所をすぐに気持ち悪さで感知できる」など異様な嗅覚の発達に驚いたり、突然無性に季節外れの物が食べたくなったりも。つわりの原因はまだはっきりとわかっていないそうですが、胎盤になる絨毛(じゅうもう)から分泌されるホルモンが嘔吐中枢を刺激するという説や、父親の成分を持つ赤ちゃんがママの体の中で異物として認識され、その反応としてつわりが起きるという説が有力です。気づけば一日中吐いていたり、体重が急に落ちたり、水が飲めなくなってトイレへ行く回数が減ったり、クラクラするなどの症状に思い当たったら、それは妊娠悪阻と呼ばれる病気の範疇に分類されるサインです。「まさか…」と思っても血液検査をするとギリギリのラインだったということもありますから、健診の時には必ず相談してみましょう。次回はつわりになったらどのようなものを食べると良いのか、この時期をなるべくラクに乗り越えるためにどのようなことをすれば良いかなどを紹介します。
2014年07月19日妊娠するちょっと前にふと「何月に出産するのが一番育てやすいだろう?」と考えたことがありました。いつ産まれても可愛いことには変わりはありませんが、同じ年でも月によってこんなに違う、ということについて紹介します。■出産時期:冬生まれ冬生まれは、ママは着込んで温かくできるから良いけれど、赤ちゃんはお風呂に入れる時の着替えもオムツ替えも冷えないよう手早くしなくてはいけません。寒い時期の頻回授乳もつらく、夜も部屋を温かく設定して加湿器をつけたりと気を遣う事も多く、赤ちゃんに触れるママの手やおしりふきが冷たくて困ることも。お宮参りも寒い時期に当たりやすいため心配です。また、保育園は満二ヶ月以上にならないと入園できないので2、3月生まれは激戦期に当たってしまいます。ですが、冬生まれは花粉の時期から遠いため、一番敏感な新生児期を花粉にさらすことなく過ごさせてあげられます。幼稚園時代は春生まれの子と体格も発達も違い過ぎて心配かもしれませんが、小学校中学年くらいになると差はなくなり、将来的には良い面も出てくるでしょう。■出産時期:春生まれ〜初夏生まれ春~初夏生まれは暖かく風邪などの心配もあまりない時期なので、一般的には一番人気があります。「洗濯物が乾きやすく、赤ちゃんも湯冷めしにくく薄着で大丈夫」「温度調節がとにかくラク」など利点を感じる場合も多いようです。とにかく成長が早く、3歳ごろの幼稚園などの入園時に「まだオムツが外れない」「ひとりで着替えられない」などの心配事が少なくて済みます。しかし、お散歩し始める時期が真夏に当たってしまうため秋まで外に出づらいのと、妊娠中はママの悪阻(つわり)が暑い時期と当たって夏バテが心配です。また、妊娠後期は寒く、インフルエンザ予防をしっかりしなければいけません。■出産時期:夏生まれ~秋生まれ夏~秋生まれはとにかく臨月期が暑い! しかし、お腹を冷やす心配はありませんし、マタニティウェアも少なくて済みます。産後一ヵ月は湯船に浸かれなくても体が冷えなくて良さそうです。あせもや湿疹、ひどい紫外線や熱中症には気をつける必要があります。秋生まれはお散歩できるようになる頃に寒い冬が来るため、防寒が大切になります。わが家の場合、長女が4月生まれ、次女が1月生まれなので、学年の中で一番のお姉ちゃんと早生まれの小さい子という位置づけになります。長女は4月生まれだからか幼稚園が始まる頃にはすでにできることが多く、積極的にお友達の輪に入れました。身長差はもちろん、勉強の理解度や計算速度、着替える早さや言葉の発達も違うかもしれません。でも妊娠期は暑さと悪阻が重なり大変でした…。産まれる前はいろいろ考えますが、産まれてしまえば子供の誕生月は何月でも親にとってかわいさは同じ。最初の一年は特に大変な時期ですから、いつ産まれても総合的に考えたらあまり関係ないかもしれません。
2014年07月18日妊娠したら便秘になるのは仕方ない…と諦めていませんか? 確かにホルモンの影響などで妊娠中は便秘になりやすいです。筆者も妊娠6ヶ月に入り今まではなかった便秘に悩まされたのですが、日々の生活の中でちょっと気をつけるだけで便秘が解消されました。便秘が解消されるとそれまで悩んでいた体重増加もゆるやかになり、結果7キロ増で終わることができました。今回は筆者が行った便秘解消のための4つの習慣をご紹介します。1.食物繊維が多いものを食事にプラスする便秘は基本的には食生活を見直すことで改善します。食物繊維が多いものをとったり、水分を多めにとりましょう。食事の前に納豆やサラダ、ヨーグルトを一品プラスするだけでも効果的です。2.便秘に効く運動を取り入れる運動不足から便秘になる場合もあるので、ウォーキングや水泳をするのは効果的です。特にマタニティヨガは便秘に効果的なポーズがいくつかあるので、調べてやってみるのもいいでしょう。私は特に「腰回し」というポーズが効きました。直立して両手を腰にあて左右に腰を回すだけのポーズなので是非試してみてください。3.骨盤ベルトを着用する妊娠中の便秘は、腸が子宮に圧迫されることも原因の一つです。骨盤ベルトをつけることにより、内臓が正しい位置にもどるので血流がよくなって腸の動きも活発になります。筆者は早産防止のために骨盤ベルトを使用していたのですが、着用した日は必ず便通があったので驚きました。4.冷えを予防する便秘は、冷えによって起こる場合もあります。手足やお腹を触って冷たいと感じたら、靴下や腹巻などで冷えないように工夫をしましょう。お風呂にゆっくり浸かるのも効果的です。麦茶は、これからの暑い時期にはノンカフェインということもあり、つい飲んでしまいがちですが、身体を冷やす効果があるので、ほどほどにするのがよいでしょう。便秘を治すための薬や漢方薬は沢山ありますが、妊娠中はなるべく薬には頼りたくないですよね。食生活の見直しや、身体を動かすなどの習慣を取り入れて自然に便秘を解消していきましょう。
2014年07月04日「赤ちゃんが産まれたらこれをしよう、あれもしよう」と思いを巡らせる妊娠期。体調の変化も激しく、楽しみも不安も混ざった忙しい毎日だと思います。しかし出産したら1時間置きで授乳する新生児期がスタートします。オムツ替えや「夜泣きしたら抱っこであやし続ける」など、絶え間ないミッションが始まります。そのため、出産するとしばらくできなくなることがたくさんあります。今回は『もしもタイムマシンがあったら妊娠中にやっておきたかったこと』4つをご紹介します。1)もっといろんなところへ外出する体調を優先して無理しないこと前提ですが、『映画やライブ鑑賞』『スポーツ観戦』、『美容院に行く』『食べ歩き』そして大事なのは『夫と2人きりのデート』です。赤ちゃんは音と光に敏感です。映画館やライブ会場で無理をするのもさせるのも良くないので出産前に満喫しておきましょう。また、産後の数年間は、赤ちゃんとセットで動く家族行動がメインになります。妊娠期のうちに思い残すことのないよう夫婦2人で行けるところに行っておくことをおすすめします。2)もっと外食を楽しむ『ラーメン屋などの狭い店』や『高級ディナー店』での外食です。想像に難くないと思いますが、やはり産後間もない赤ちゃんを連れて入るのはむずかしいです。狭い店内でいつ泣くかわからない赤ちゃんを抱えながら熱いラーメンを急いで食べたり、マナー違反にならないように気を遣いながら食べなくてはならない高級ディナーなど、どちらも味を楽しむことができずまるで罰ゲームのようです。3)もっと家のことをする新しい生活のために、家の片付けと模様替えです。出産が近くなると本能からか「家を整えたい!」と感じる人が多いようです。新生児服やオムツの収納場所を整えたり、赤ちゃんをどこで寝かせるかを考えるなどです。4)妊娠・出産の記録をつける病院へ行くたびに溜まっていく赤ちゃんのエコー写真のファイリングも、やっておくと良いことの1つです。その時々の気持ちや赤ちゃんへのメッセージを添えてあられると良いですね。このように、やらなくてはいけないこともたくさんある妊娠期ですが、自分の心のためにも出産前に好きなことや、やりたいことをやって満足しておける時間を持つことが一番大切です。本当に産後しばらくは遠出や夜遅くの外出は難しくなります。ですが実際のところ、つらいことばかりではありません。私達は出産前には知らなかった最大の夜遊びを知ることにもなるのです。それは『赤ちゃんの寝顔や日々の成長を存分に見ていられること』です。出産前には知らなかった甘い時間。夫婦で夜中に赤ちゃんの寝顔を見ながら「幸せだね」と頷き合ったり、アホみたいにたくさん赤ちゃんの写真を撮っては「かわいいかわいい」と目を細めたり…。産まれたら新しい大きな楽しみが待っているので、お腹の中にいるうちの楽しみもたっぷり味わって出産にのぞんで下さいね。
2014年06月28日プレママになり、出産準備品のリストを見て数の多さにびっくりしませんでしたか? なんと出産準備品をすべて揃えるのには平均7~8万円がかかると言われています。私の知り合いには20万円以上使ったというプレママもいました。産まれてくるわが子のためにあれこれ揃えてあげたい! と思う反面、これから先の子育てにもお金はたくさんかかるし、少しでも節約したいママも多いですよね。私もその一人で色々な工夫をしたことにより、初産でしたが約1万円で出産準備品をそろえることができました! 今回はその経験から、出産準備品のリーズナブルな揃え方をお伝えします。■方法1:本当に必要なものを見極めるまずはベビーカーとベビーベッドを買わなくては! と、私が準備をし始めた時に、まずは大物家具から揃えていこうと思い先輩ママにお勧め商品を聞きました。すると「ベビーカーもベッドもとりあえずはいらないんじゃない?」と驚きの言葉が返ってきたのです。全部揃えなきゃいけないんじゃないの!? と驚きましたが、確かにベビーカーもベビーベッドも赤ちゃんが嫌がったり、家庭環境によっては使わなくても大丈夫な場合があります。あれもこれも揃えなきゃ! となるのではなくご自身の育児プランをよく考えて身近な先輩ママと相談してみましょう。■方法2 :新品にこだわらない初めての子だとなんでも新品で揃えてあげたい! と思いがちですが、中古やレンタルのベビーグッズに目を向けてみると費用はぐっと抑えられますよ。お洋服は中古の方が化学物質が落ちていて赤ちゃんの肌には刺激が少なくてよいと考えることもできます。押し入れに使っていないベビー用品が余っていて譲りたいという人も多いので先輩ママの知人にいらないものを聞いてみましょう。筆者はSNSで「出産準備をしています」とシェアしたら知人からベビーシート2台、抱っこひもを3個ゆずってもらいました。知人からだけではなくリサイクルショップ、ネットオークションにもベビー用品は沢山あるので活用できますよ。■方法3:懸賞を活用してみる妊婦は運が上がるなんて昔から言われますがプレママ向けの懸賞やモニターも多く存在しています。外れてしまっても色々な試供品が送られてきたりするので重宝します。筆者は片っ端から応募したところ、最新型ベビーカーとオムツボックスが当たりました。これで大物家具のベビーカー代が浮いたのです。以上が筆者が実践したリーズナブルに賢く出産準備をする方法です。もちろん出産準備にお金をかけることも赤ちゃんのために素晴らしいことですし考え方は様々です。筆者のように少しでも節約したい! と思うママは上記のアイデアを参考にしてみてくださいね。
2014年06月23日プレママ期間の夫婦関係は、その後の育児のパートナーシップにも影響すると言われています。できればこの期間に、より二人の仲が親密になり最高のパートナーとして育児をしていきたいですよね。しかしこのプレママ期に、コミュニケーションのすれ違いから埋められない溝を作ってしまう夫婦も多いのです。そこで今回はプレママが気をつけたい、夫にイライラされる言動3選と、より良い関係を作るために効果的なコミュニケーションをご紹介します。例1「もう! パパになるんだからしっかりしてよ!」夫婦二人だけだった時とは違い、妊娠が分かると夫にも良いパパになって欲しいという想いからつい言ってしまうこの一言。筆者も夫の脱ぎっぱなしの靴下を見るとつい言ってしまいそうになりました。これを言われると夫は「わかってるよ!」と反発したくなるそうです。もっとこうして欲しい、と思うことがあれば「できたらこうしてもらえるとうれしいな、○○さんはきっとお腹の子の良いパパになるね!」と言ってみるとご主人も悪い気はしないはずです。例2「わたしをイライラさせないで!」ホルモンバランスの崩れでイライラしがちなプレママ期。子供を守らなくては! という本能からダメだとわかっていてもついつい夫を責めて悪者にしてしまうプレママも多いです。夫も妻の妊娠中はイライラするのは仕方ないと分かっているものの、あたられるのは良い気持ちはしないものです。ママ自身も本心から夫を責めたいわけではないですよね。こんなときは、気持ちが落ち着いている時に「妊娠してからやっぱりどうしても子供を守るためには今のままではダメだと思ってイライラを抑えられない時があるの。少しキツイ言い方をする時もあるかもしれないけど、素直に言えるのは夫婦であるあなたを信頼しているからです。いつもありがとう」こんな風に言ってみるのはいかかでしょう? きっとご主人も妻を守れるのは俺だけだ! と思ってくれますよ。例3「ありがとう」…と言わないプレママ期は家事や身の回りのことで夫のサポートが何かと必要ですよね。重いものを持ってもらったり、靴下をはかせてくれたりなど、小さなことでも「ありがとう」と伝えていますか? 妊娠しているからやってもらって当たり前! という態度は夫をイライラさせます。何かしてもらったら必ず感謝を伝えましょう。以上3つが、夫が妻の妊娠中に言われるとイライラする言動です。普段のコミュニケーションを、少し気をつけて素晴らしいパートナーシップをもった夫婦として赤ちゃんを迎えましょうね。
2014年06月08日出産後、すぐに始まる朝晩関係ない授乳と常に気が張っている毎日。初めての出産では何を揃えておけばいいのか分からない、出産後では買いに行くこともできなくて困ることも多いはず。そこで今回はママ自身が揃えても、もらっても嬉しい“あって助かる産後の即戦力グッズ3つ”をお伝えします。■軽くて大容量のママバッグ軽くて丈夫で洗えるママバッグは産後ママには必需品。私が使っていたのは、ママバッグの代名詞としても有名なレスポートサック。この中でもRYAN BABY BAGはベビーカーにつけやすく、軽くて大容量で便利でした。オムツシートもついていて飲み物やオムツを入れておける場所もしっかりあります。■搾乳器産後すぐは母乳の分泌量が追いつかなかったり、赤ちゃんとリズムが合わなかったりして悩むお母さんが多いそうです。赤ちゃんが授乳中に眠ってしまった時はおっぱいが張ってシコリができ、乳腺炎の危険が迫ることもしばしば。そんな時は少しだけ搾乳をするとラクになりますが、特に母乳の分泌量が増えると言われる夜中は、眠気の極限状態の中、手で搾る作業はきつい時があります。そんな時に活躍するのが『搾乳器』。私が使っていたのはメデラの「ハーモニー」。この搾乳器は握るだけで簡単に搾ることができ、フタをして冷蔵庫に入れておけばママの不在時や緊急時に家族が温めて、乳首パーツを取り付けるだけでそのまま赤ちゃんにあげることができるのでとても便利でした。■授乳クッション産院にはたいてい置いてあるU字クッション。産まれたばかりの赤ちゃんを寝かせてあげると、手を添えるだけでちょうど良い高さで授乳することができます。あまりのラクさに退院した時にこれがないとどうしたら良いか困るほど。退院時に病院からもらえる場合もありますが、授乳する場所は寝室だけではなく、リビングや車の中であることも多いため、2つくらいあっても困りません。選ぶ時は“クッションの中綿がへたれにくい”ということが大切になります。もしへたれてきてしまったら中綿を補充するか、使っていないタオルを詰めたりすることでも代用できますが、重くなってしまうのが難点です。産後の数か月は必ず毎日使う物なので、使わなくなっても赤ちゃんを真ん中の凹みに座らせてあげたり、昼寝の時に使ったりと何かと便利です。
2014年05月28日育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん
ドイツDE親バカ絵日記